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インディー・ロック
様々なジャンル・サブジャンルがあり過ぎて、このバンドはこれ!といったジャンル分けを行うことは難しい。
もうジャンルなんてそれぞれの解釈でいいよね?という感があります。
インディ・ロックの定義としてはオルタナティブ・ロックに近い。
一般的な解釈で言えば「売れ線」を狙った商業主義的な産業ロックではなく、もっと自由に音楽活動をするミュージシャン・アーティストっていうイメージでしょうか。
とは言え、結果としてチャートを賑わすバンドはいくらでもいます。
そんなインディー・ロック然としたアーティストやバンドが残してくれた数々のアルバムの中から、名盤・良盤・好盤をピックアップしてお届けして行きたいと思います。
今回はUK編 -Vol.1-
是非。
【インディー・ロック UK編 Vol.1】
No.01:ティーンエイジ・ファンクラブ -Teenage Fanclub- 『A Catholic Education』
スコットランド・グラスゴーで1989年に結成されたティーンエイジ・ファンクラブ(TFC)。
ここ日本でも人気があるバンドが1990年に発表したデビューアルバム。
粗削りなところがありつつもTFC印とも言えるポップなメロディが満載。
この時点でスタイルを確立していたとは恐るべし。2曲目『Everything Flows』は全音楽ファン必聴の一曲。以降の活躍も納得のギタポ好きなら必ず聴くべきアルバムです。好盤。
No.02:ザ・ミュージック -The Music- 『The Music』
2002年発表のデビューアルバム。このアルバムが発表された当時、かなり話題になってましたね。
その期待を裏切ることなく中毒性があるサイケでグルーヴィな踊れるロックで世界を熱狂させたこの若者たちは本当に凄い。
ザ・ミュージックはこのアルバムだけ聴けばいいと思うくらいこの1stの出来がズバ抜けてます。
リズム隊のカッコ良さとセンスを見せつけてくれた数少ないバンド。名盤。
No.03:ボンベイ・バイシクル・クラブ -Bombay Bicycle Club- 『A Different Kind of Fix』
2011年発表の3rdアルバム。
1曲目『How Can You Swallow So Much Sleep』のイントロからして引き寄せられる魅力があるし、ループする展開も気持ちがいい名曲。この1曲だけでもこのアルバムを聴く価値がある。
全体的に捉えどころのないポップソングが並び、かつ妙に耳に残るしリピートしたくなる。
サウンドメイクも相当練られていると思うしバラエティに富んだ楽曲のせいか、あっという間にアルバムを聴き終えてしまいます。好盤。
No.04:ロンドン・グラマー -London Grammar- 『If You Wait』
2014年発表のデビューアルバム。男女3人組のバンドであるロンドン・グラマーですが、そのサウンドからはバンド感を感じることはない。
それより何よりこのバンドは女性ボーカルであるハンナ・リードの歌声が魅力。
もの悲しい雰囲気が全編を覆っているが暗いというわけでもなく、メロウな楽曲と歌声の美しさにただただ圧倒され聴き入ってしまう。
静かな夜にピッタリな、余韻にも浸れるナイト・ミュージック。良盤。
No.05:アスリート -Athlete- 『Tourist』
ロンドン出身の4人組ロック・バンドが2005年に発表した2nd。
1曲目『Chances』は物静かな雰囲気から一転、ストリングスを織り交ぜた感動的な曲へと発展する。出だしからこれでは堪らない。
以降も続く美メロなミディアム・ナンバーの応酬には、ソングライティングの能力の高さを見せつけられる思い。
温かみのある少しハスキーな歌声が感動を誘う。真に捨て曲なしの名盤。
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No.06:エンブレイス -Embrace- 『The Good Will Out』
1998年発表のデビューアルバム。これぞUKロックと言える会心の出来。
オアシスやヴァーヴを引き合いに出されたりもしますがそれはそれ、これはこれで似て非なるもの。
ミドルテンポの曲を中心に構成し、ストリングスも効果的に取り入れたスケール感ある楽曲の数々は、メロディの良さもあり多くの人の胸に届くパワーが宿っている。
特に感動的なバラードは秀逸。いつの時代にも合う好盤。
No.07:リトル・バーリー -Little Barrie- 『We are Little Barrie』
2005年発表のデビューアルバム。ソウル、ファンク、ブルースからの影響が垣間見れる3ピースバンドの快作です。
ギター・ロック好きであれば必ず引っかかる何かがあるでしょう。
若者らしからぬ渋いバンド・アンサンブルで、3ピースのカッコ良さが前面に出ている。
余計な音を省いたシンプルなガレージ・ロック。若い世代~オヤジ世代まで唸らせる全方位型のバンドですね。良盤。
No.08:ホープ・オブ・ザ・ステイツ -hope of the states- 『The Lost Riots』
2004年発表のデビューアルバム。
ピアノとヴァイオリンが正式メンバーとしている一風変わったバンドですが、叙情的かつメランコリックな雰囲気を醸し出しているのはこの編成の賜物か。
個人的ハイライトは物静かな美しいバラード『Don’t Go To Pieces 』とノイジーなギターが感情を揺さぶる壮大なナンバー『Black Doller Bills』。物語を見るかのような一枚。良盤。
No.09:ベイビーシャンブルズ -Babyshambles- 『Sequel To The Prequel』
2013年発表の3rd。リバティーンズでやる音楽とは違う方向性を示したピート・ドハーティ率いるこのバンド。
1stも2ndも良かったが、6年の時を経て発表した今作がさらに上を行っていた。
酔いどれが歌っているかのようなスタイルが好きだし、なんだか不思議な魅力がありますね、ピート・ドハーティは。
なんだろう、名曲の入っていない名盤とでも言おうか。総じて好盤。
No.10:ヘイヴン -Haven- 『Between The Senses』
2002年発表の1st。美メロ好きなら必聴のデビューアルバム。
レディオヘッドやミューズにも近い、ファルセットを多用したボーカルスタイルは好みが分かれるところか。
3曲目『Say Something』なんて完全に泣かせにきてます。
メロウな曲の上で美しく透き通った歌声がエモーショナルに響く。完璧。解散が惜しまれるバンドの一つですね。好盤。
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