このバンドは知ってほしい!聴いてほしい!!
イマココカココ、ギタンです。
音楽に関して「売れた」の基準。これって難しいですよね。何万枚売れば「売れた」と言えるのか。たとえ一度でも100万枚売れば「売れた」のか。毎回10万枚だけど、10枚アルバム出してずっと活動してる方が「売れた」なのか。ライブの動員はどうなのか。知名度はどうなのか。誰もが知ってる曲なのか。
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明確に「売れた」の基準ってないと思いますが、ファンになったアーティストやバンドであれば、「売れてほしい」「もっとみんなに知ってほしい」と思いますよね? 反面、「自分だけが知っている優越感・独占欲」のような感情が働く場合もあります。
一昔前はドラマやCMのタイアップにでもなれば、今じゃ考えられないくらいCDが売れた時代がありました。100万や200万枚どころか、400万とか500万枚。もっと売れた人もいましたね。流行りの音楽はみんなが買う風潮がありました。今はもう完全にそういう時代ではないですが、あの頃の「売れた」ミュージシャンはかなり儲かったのではないでしょうか。
そんな時代に、個人的にものすごく好きだったバンドがいて、「次に売れるのはこのバンドだ!」的な扱いも一時期されてたんで確実に売れると思ってた…のに。
そんなバンドが意外に売れずに消えていった…。売れなかったわけではない。だけど、いわゆる「売れた」とは違う。 当時、ブレイクしたバンドとの差はなんだったのか。
もはやわからないし、そんなの関係ない! 良いものは良いですから!
というわけで、僕がハマった大好きなバンドをご紹介したいと思います!
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『SMILE』というバンドを知ってますか?
そう、「SMILE」です。 ※バンドについての詳細はこちら。
もちろん知ってる人もたくさんいると思いますが、少なくとも僕の周りでは「聴いてる」「知ってる」「ファンです」というような人はほぼいませんでした。残念な限りです…。
このバンドに出会ったのはデビューシングル「明日の行方」をラジオか何かで聴いたとき。耳に飛び込んできたこの歌に一気に惹き込まれました。軽快なサウンドのメロディに乗る低音でちょっとくぐもった歌声。まずこの声に魅力を感じたし、特にサビのメロディは僕にとってドストライクでした。スゴく良いなと。
一回聴いただけの「明日の行方」のメロディが頭から離れず、このバンドの曲をもっと聴きたい!と思いさっそくアルバムを購入。1995年発表のデビューアルバム『SMILE-GO-ROUND』。シングル「明日の行方」「昨日の少年」収録。ジャケットもこの時代らしい雰囲気が出ていて◎。はっきり言ってデビューアルバムにして名盤です。「昨日の少年」は必聴のバラード。アルバムを一聴して感じたのは、正統派というか硬派というか、ポップなんだけどすごくロックだし、男らしさを感じる。文学タッチの詩世界もメロディの良さも、他のバンドにはない個性を感じましたね。バラエティ豊かな全10曲は飽きることなく、アルバム通して聴けます。
もう虜です。ホントよく聴きました。
その後も、あまり期間をおくことなく順調にアルバムがリリースされていきます。
『UNKNOWN WORLD』1996年9月発表の2nd。シングル「ジグソーパズル」「夢見たものは」収録。個人的ベストは「月曜日の雨」という曲。ミディアム調の優しい曲で、高低を使いこなす歌声に聴き惚れます。1stよりもキャッチーな曲が増えた印象。ボーカル浅田信一の歌声は、どんな曲にも渋みを感じさせる個性があります。
『RUB OF THE GREEN』1998年2月発表の3rd。シングル「風と雨の強い日」「DRIVE」収録。スマイルの中でロック色が一番強い作品。インスト「WESTSIDE」みたいな曲を入れちゃう時点でただのポップバンドとは一線を画したかったのか。ファンにも人気の高い「ラブレター」はいつまでも色褪せない名曲。
『FOR YOUR SMILE』1999年4月発表の4th。シングル「クラゲ」「大切な人」「IN EVERY PLACE」収録。ラストアルバムにして最高傑作。名盤。個人的ベストは「孤独な旅路」という曲でミディアムテンポな男臭いロック。中毒性ありますよ、これは。日本語ロックの名盤として、聴かずにいるのは損だと感じるアルバムです。
どのアルバムも素晴らしいです。ベスト盤も一枚リリースしています。
こんな素晴らしい曲を届けてくれるバンドが、なぜ大きなブレイクを逃したのか。残念で仕方ありません。とはいえ、売れているバンドや曲でも、僕には全然響かないものがいくらでもあるので、結局は好みの問題。売れている=いい音楽ではないし、売れていない=曲が良くないというわけではないですからね。個人個人の心に届いた音楽がいいわけです。
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『SMILE』の魅力
僕がSMILEというバンドにハマったいくつかの理由を挙げてみます。
- ソングライターである浅田信一(Vo)のメロディーメーカーとしての才能。曲がとにかく良い。
- 浅田信一の声。基本は低音で太く伸びがいい。ちらほら覗かせる高音も心地良く魅力的な歌声である
- バンド演奏のセンスの良さ。最小限の音数で最大限に曲の良さを引き出している
- ひとクセやふたクセはある単純ではない楽曲・アレンジの数々。
- ロックバンドたる骨太なギターサウンド
ざっと挙げるとこんな感じでしょうか。あとはもう「フィーリング」でしょうね。このバンドの音楽を聴いているだけで幸せですからね。出会えたことに感謝です。
まとめ
このバンドを知らなかった人が少しでも興味を持ってくれたら幸いです。
デビューしたときからずっと好きで、思い入れのある曲がたくさんあります。一人でも多くの人に聴いてもらいたいバンドなので記事にしてみました。もっと売れてほしかったし、解散してしまったことは残念ですが、残された音源をずっと楽しみたいと思います。
もしまだ聴いたことがないのであれば、是非聴いてみてください!
それでは!
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