【パワー・ポップのススメ】ハード・ロック感あふれるメロディメイカー『イナフ・ズナフ』

【パワー・ポップのススメ】ハード・ロック感あふれるメロディメイカー『イナフ・ズナフ』

パワー・ポップのススメ

パワー・ポップとは一種のジャンルであり、ポップでメロディアスな楽曲を主にギター・サウンドによって形作っているというのが自身の解釈。いわゆるロックやポップスとの具体的な境界線などはないと思う。なんならギターを中心としたポップな音楽であれば、多くのバンドやアーティストがこの中に含まれてくるわけです。

また時代をリードするムーヴメントになるようなジャンルではないため、逆に言えばいつの時代でも “聴ける” 上質なポップ・サウンドに出会えることが多い。幅広い音楽ファンに受け入れられるであろうジャンルかと思う。

この企画ではこれまでにパワー・ポップの括りで活躍してきたおススメなバンドやアーティストを紹介していきます。

是非。

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イナフ・ズナフ (Enuff Z’nuff)

アメリカ・イリノイ州で結成され1989年にメジャーデビュー。ハードロックやヘヴィメタルにも通じる音楽性を持ちながら、その楽曲たるや極めてポップな一面を併せ持つ。ここではあえてパワー・ポップ・バンドとして紹介したい。

チープ・トリックやビートルズ等からの影響は曲にも表れているが、キャッチーでポップに仕上げられたいくつもの曲を聴けば、このバンドがメロディー・メイカーとして極めて高い位置にいることに異論を唱える人はいないでしょう。

寂しいことに日本での知名度はイマイチかなと思う。一度でもこの音に接すれば多くの人がその魅力に気づくはずなのに。

このバンドの魅力は何と言っても曲の良さにあり、ギュッと凝縮されたポップ度200%なロックを楽しめる。そしてポップなソング集の中でキラリと光るテクニカルなギタープレイも個人的ツボを突いてくるわけです。

ハードなナンバーからバラードまで多くの音楽ファンを魅了するのに充分な実力を持ったバンドであるとは思う。しかし例えばHR/HMファンからすれば突き抜けた要素が弱いかも知れない。逆に純粋なポップファンからすればギターを軸にした音楽にやかましさを感じてしまうのかも知れない。

決して大きな成功を手に入れたとは言えないイナフ・ズナフ。でも聴かれない理由があるとしたらそれは曲の良し悪しではなく、このバンドを知らない人がただ多いだけのこと。そう信じたくなるくらいもっともっと日の目を浴びて欲しいバンドです。

イナフ・ズナフを知る一枚  1991年リリースの2nd『Strength』

未聴であればまずはこの2ndでイナフ・ズナフの音楽に触れてみて欲しい。オープニングを飾る「Heaven Or Hell」の甘酸っぱさ、「Hollywood Ya」「Goodbye」に感じる哀愁、高揚感あふれるパワー・ソング「Blue Island」、文句なしの名曲「Time to Let You Go」。一部の曲のちょっとしたコメントに留めますが、アルバム全体を通して恐ろしいほどにメロディの良さが際立ってる。

売れているバンドでさえ、ここまでキャッチーなメロディを詰め込んだ作品にはなかなかお目にかかれない。曲の良さだけじゃ売れないんだなっていうことをつくづく感じる名盤です。

イナフ・ズナフの魅力をもっと知る一枚  1998年リリースの『Paraphernalia』

それにしてもこのバンドのポップセンスには恐れ入る。チープ・トリックやビートルズの影響を受けているとは言え、仮にそうだとしても決して本家に負けていない。ビートルズに関しては色んな意味で別次元なので比較対象として相応しくないかも知れないですが。。

個人的には昔からバラードが人一倍好きなので、胸に沁み入るパワー・バラードが多いこともこのバンドが好きな理由のひとつ。バラード好きには堪らない曲がわんさかとあります。(『Paraphernalia』収録の「Someday」は必聴と言える泣きのバラード)

全音楽ファンにおすすめしたいバンド『イナフ・ズナフ』

特にキャッチーなメロディに飢えている人にはおすすめです。

きっと気に入る曲がみつかりますよ。

 

 

 

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