【パワー・ポップのススメ】ギター・ロックのメロディスト『マシュー・スウィート』

【パワー・ポップのススメ】ギター・ロックのメロディスト『マシュー・スウィート』

パワー・ポップのススメ

パワー・ポップとは一種のジャンルであり、ポップでメロディアスな楽曲を主にギター・サウンドによって形作っているというのが自身の解釈。いわゆるロックやポップスとの具体的な境界線などはないと思う。なんならギターを中心としたポップな音楽であれば、多くのバンドやアーティストがこの中に含まれてくるわけです。

また時代をリードするムーヴメントになるようなジャンルではないため、逆に言えばいつの時代でも “聴ける” 上質なポップ・サウンドに出会えることが多い。幅広い音楽ファンに受け入れられるであろうジャンルかと思う。

この企画ではこれまでにパワー・ポップの括りで活躍してきたおススメなバンドやアーティストを紹介していきます。

まずはパワー・ポップを聴く上で必ず聴くべきアーティスト『マシュー・スウィート』から。

是非。

スポンサーリンク

 

マシュー・スウィート (Matthew Sweet)

80年代後半にデビューしたアメリカ出身のシンガー・ソング・ライター。80年代に発表した2枚のアルバムは商業的には鳴かず飛ばずで成功したとは言えないが、91年にリリースした3rdアルバム『Girlfriend』でビルボード・チャートにランクインを果たす。

最高100位とは言え、この頃から世界的に知名度を上げていったのは間違いない。かくゆう僕もマシュー・スウィートを聴き始めたのは『Girlfriend』からで、1曲目「Divine Intervention」を聴いたとき、あまりのカッコ良さにニヤついてしまったのを覚えている。

オフィシャルな動画が見当たらないので当サイトへ貼り込むことはやめときますが、未聴の方は是非、YouTubeなどでそのサウンドに触れてみて欲しい。イントロのギタープレイにおけるリフ、サウンドからして惹き込まれる。

ミディアム調なロック・ナンバーでソロも含めギター好きならストライクでしょう。

マシュー・スウィートはその名の通り? 歌声も甘く聴きやすい。極上なギター・プレイ&サウンドとポップでメロディアスな楽曲で埋め尽くされたこのアルバムで人気に火が点いたのは必然のこと。聴けばすぐに分かります。

 

『Girlfriend』収録「I’ve Been Waiting」

『Girlfriend』収録「Girlfriend」

 

マシュー・スウィートを知る上で欠かせない必聴の3rdアルバム『Girlfriend』

 

キャッチーでトキめくようなグッド・メロディ、リフもソロもギター好きを唸らせるセンスの良さ、あらゆる音楽ファンに訴求する楽曲群。

そんな音楽を武器に突き進んだマシュー・スウィートの活動は順調で、コンスタントにアルバムをリリースしていく。

95年リリースの6th『100% Fun』も文句なしの名盤ですが『Girlfriend』以降で再びガッツリとハマったアルバムが8thアルバム『In Reverse』

マシュー・サウンドの集大成とも言える名盤がコチラ。ベースに大きな変化は見られないがより幅広い音楽性が表れているし、どこを聴いてもグッド・ミュージックが溢れていることが素晴らしい。

ホーン・セクションも取り入れ高らかにオープニングを飾る「Millennium Blues」、際立つ泣きのメロディがグッとくる「Beware My Love」「Hide」「Worse To Live」に見られるセンチメンタリズム、ロック・モード全開な「Split Personality」「Write Your Own Song」などパワー・ポップというジャンルで紹介しておきながら、その範疇で聴くことは到底できない作品です。

 

マシュー・スウィートのソング・ライティングが光る大名盤『In Reverse』

 

スポンサーリンク

 

特に思い入れのある2枚のアルバムを挙げてみましたが、マシュー・スウィートの作品に悪いものはない。

2017年にリリースした『Tomorrow Forever』なんて昔に比べればさすがに落ち着いてきた感はありますが、50歳を過ぎた人がやってるとは思えない程に瑞々しさがあるし、相変わらずのほとばしるギター・プレイは流石のひと言。

メロディー・メイカーとしての衰えなど微塵も感じない会心の作品だった。

 

『Tomorrow Forever』収録「Trick」

 

マシュー・スウィートの枯れることない才能を見せつける2017年作『Tomorrow Forever』

 

カバー作(スザンナ・ホフスとの共演盤。カバー作として相当いいですよ、これ)も含めれば、リリースしている作品数は何気に多い。

その全てを『パワー・ポップ』で語れるようなアーティストではないですが、このジャンルを引っ張ってきた存在であることに違いはない。何よりこんなにもキラキラした音楽を、作品を、作り続けているパワーに感服です。

メロディアスな音楽やギターが好きな人は、マストで聴くべきアーティストでしょう。

 

 

 

 

スポンサーリンク

    洋楽カテゴリの最新記事