【邦楽名盤のススメ】その8 the pillows『Little Busters』

【邦楽名盤のススメ】その8 the pillows『Little Busters』

イマココカココ、ギタンです。

邦楽名盤のススメ

売れた=名盤 ではない。名盤は人の数だけあるはず。

今回はthe pillowsの『Little Busters』をご紹介します。

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the pillows 『Little Busters』

1989年結成の3ピース・ロック・バンドであるピロウズ。もう30年近くも活動しているベテランバンドですが、例えばヒットチャート上位に顔を出すようなバンドではないし、フェスでヘッドライナーを務めるほどの人気があるとも言えず、立ち位置としては何とも言い難い。

だけど、それがどうしたと言わんばかりの最高なポップス&ロックンロールがこのバンドにはある。

作品数も多いしその全てを聴いているわけではない。でも平均点が高い上質なロック・アルバムをリリースし続けている数少ないバンドだと思うし、1998年に発表した6枚目の今作『Little Busters』はピロウズのアルバムの中でもダントツに良い。

ボーカル・山中さわおの歌声はどこかセンチメンタルな雰囲気を醸し出していますが、今作で聴ける激しいギター・ロックから優しい音色のミディアム・バラードまで、表現の奥深さが素晴らしい。

良いアルバムを紹介するときのありふれた表現として「捨て曲がない」なんて言葉をよく耳にしますが、このアルバム、ホントに捨て曲がないんです。これだけの曲をよく一枚のアルバムにまとめたもんだと感心してしまいます。ノれるし泣ける。なんかこう、胸の奥をグッと掴まれる感覚がある。

オープニングを飾る『Hello,Welcome to Bubbletown’s』は英語詞と言うこともあり知らずに聴いたら国籍不明のオルタナティブ・ロックといった趣で、挨拶代わりには持ってこいの熱いロックンロール。

そして続く2曲目『アナザーモーニング』からが凄い。名曲の波が立て続けに押し寄せてくる。ピロウズと言うバンドの本領発揮ですね。この波に飲まれたらもう、アルバムが終わりを迎えるまで抜け出すことはできない。

そして、このバンドは間違いなく日本語詞の方が良い。良いというより山中さわおの書く詞世界のカッコ良さ、素晴らしさをストレートに感じ取るには日本語詞の方が良いに決まっている。言葉選びのセンスに脱帽です。

カッコだけのロックバンドにありがちな横文字や何となくお洒落な言葉を並べただけのような “言葉選び” ではなく、歌詞から見えてくるストーリー性とスッと入ってくる言葉の並び、それらがメロディに乗った時「日本語っぽくない」と感じるような洋楽感さえあります。

すごいぞ、ピロウズ。

もう20年も経つのか、このアルバムがリリースされてから。

ならば、再びありがちだけど的を射た言葉で締めさせてもらいます。

「いつまでも色褪せない」名盤。邦楽ロック好きなら必聴の一枚。

是非、ピロウズという巨大な波に飲まれてください。

それでは!

 

-邦楽名盤その8- the pillows『Little Busters』

 

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