【邦楽名盤のススメ】その7 真心ブラザーズ『King Of Rock』

【邦楽名盤のススメ】その7 真心ブラザーズ『King Of Rock』

邦楽名盤のススメ

売れた=名盤 ではない。名盤は人の数だけあるはず。

今回は熱すぎるソウルミュージックとロックを届けてくれるバンド、真心ブラザーズのアルバムをご紹介します。

 

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真心ブラザーズ 『King Of Rock』

 

YO-KING(倉持陽一)と桜井秀俊の二人組ユニットである真心ブラザーズ

キャリアのスタート期はフォークミュージックのスタイルが多かった。しかし徐々にロック&ソウルミュージックへと変貌を遂げていく。

最初に言っておきますが『King Of Rock』は真心ブラザーズの作品の中でもかなり好き嫌いが分かれるアルバムなのではないかと勝手に思ってます。

曲によっては耳障りとも感じる激しいラウド・ロックを聴かせるし、真心作品の中では最高潮にヘヴィなアルバムです。

 

優しくハートウォーミングな真心ブラザーズを求めるなら全然他のアルバムの方が聴きやすいし、心に響く名曲が本当にたくさんあります。

それにしてもこのバンドはホント過小評価されているというか、もっともっと人気があってもいいのになと、つくづく感じますね。

話は戻しますが、ではなぜこのアルバムをピックアップするのか。

それは真心ブラザーズという存在を知る&感じるために、このアルバム程ふさわしい作品はないと思うから。

 

毒気を帯びた荒々しいサウンドとジャンルレスとは言えシンプルなロックンロール。巨大なエネルギーが押し寄せては引き返し、合い間合い間で安らぎの時間も与えてくれる。総じて熱量が想像の数倍は上を行ってます。

 

ロック、ハードコア、ソウル、ファンク、ダブ、ヒップホップ、レゲエなど形容するには多すぎるほどのごちゃまぜミュージック。ほとんどの曲でYO-KINGが歌ってますが、そのラウドぷりったら凄まじい。

ちなみにYO-KINGの存在感がもの凄すぎるので、桜井秀俊がボーカルをとる曲は正直印象に残らない。これは相手が悪すぎましたね。

真心はラブ&ピースを感じることが多いバンドなだけに、今作はファンだとしても戸惑う曲があるのではないでしょうか。

 

1曲目『スピード』なんて挨拶がわりの一発を飛び越えてひれ伏すしかない激熱ラウドロックだし、この先に続く曲ってどうなんの??と思ってると意外に穏やかな展開を迎えたり。

普通ひとつのアルバムにこれだけ違うタイプの曲を入れるか??と思うほどバラエティに富んでいる。

 

先にも書いたように真心ブラザーズは心温まる名曲が数多くあり、そんな真心が好きなんだと言う人の方が多いと思いますが、ラブ&ピースに加え強力にラウド色が強いこのアルバムは極めて異例な作風です。

だけど、極限まで削ぎ落したシンプルなサウンドと飾り気のないYO-KINGの歌声からは不思議と温もりを感じる。

『King Of Rock』なんてタイトルを付ける時点で自信の現れなのかな? そして実際聴いてみると、全然タイトルに負けていないオラオラなロックの王様がこのアルバムにはいます。威勢はいいけど優しさ溢れる王様が。

 

ストレートな言葉選びの歌詞も素晴らしく、聴けば聴くほどにこのバンドから放たれる温もりとエネルギーにハマっていく感じ。これは是非聴いて感じてとってほしいですね。

 

衝撃をともなう日本語ロックの名盤。心して聴くべし。

 

-邦楽名盤その7- 真心ブラザーズ『King Of Rock』

 

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